猫なり。

暫く墓参りに行っていなかったので、実家に帰省しておりました。猫を飼っているので、これを病院に預けておったわけです。まず、預ける前に果たして預かってもらえますか?と尋ねたところ「はい、預かることはできますが…、その…くろちゃん(うちの猫)はとてもデリケートな猫ちゃんなのでどなたか慣れた方に預けられたほうがよろしいかと…。」
やんわり断られとるよ、これ。しかし、預かってもらえる人がいないし、3種混合をしたばかりなのでホテルより病院の方が安心です。宜しくお願いします。と頼んで預かってもらうことに。確かにうちの猫は知らぬ人には著しい敵意を見せる。去勢手術のとき、この病院で入院させたことがあるのですが、先生を噛んだ。しかも猫とは思えぬ恐ろしい唸り声を出す。そしてイライラするのか、手足を舐めすぎて勝手に禿げる。腰が抜ける。もうバカチンです。そんなんだから預かるのを躊躇されてしまうのです。
昨日東京に戻ったので、その足で迎えに行きましたがその際にも「ちょっと餌をあまり食べてくれなくて…。あの、次回からは…どなたかおうちで見てもらった方がくろちゃんの為には良いかと思います。」と。むおー!念押し!!!はいはい、わーーかーーりーーまーーしーーたーーー。もうおたくには預けませんのでー。当の猫はというと帰った直後は警戒して隠れておりましたが、餌をやったり遊んでやったりしたら夜になって足元に来て寝てた。はぁ…。ただ、トイレも我慢してたようで、戻って1時間後ぐらいから3・4回排泄をしました。いやはや困ったものですよ。誰か猫を預かるのに長けた人を探しておかねばなりません。いつ何どき、不幸やなんかで帰省せねばならぬかわかりませんので。ええ、なにしろそういうことが起き得るお年頃になりましたゆえ、これは死活問題です。