意味なんてないのだった。

odo-mikikov2009-10-06

雨。でもLimits of Controlを観に行きました。シネマライズ、いつ行ってもなんか冷えるわー。しかもすんごい人少なかったですよ。席ガラッガラ。ま、いいんですけど。随分酷評されており、むしろ観てみたくて行ったのですがまあ確かに絶賛はされないだろうなという感じでした。映像とか、無意味なシーン(意味あるんだと思いますが)があったりとかはジャームッシュ的だなぁと思いました。殺し屋がマッチ箱を受け取りながらその指示に従って目的地を目指すお話で、遂にはターゲットを始末するんですけど、これ銃じゃないのな。途中で手に入れたギターの弦で殺すのよ。え、なんで。必殺仕事人かよ!?という突っ込みが出そう。どうやってアジトに侵入したのかとか、その過程は一切説明なしですよ。エスプレッソを必ず2個頼むところとか、合言葉であるかのように必ず「スペイン語は話せるか?」「いいや。」というやりとり、カフェのボーイのガッツポーズとかは面白かった。あの裸のねぇちゃんて死んでたのかしら?エンドロールの最後に出た「No Limits,No Control」って「範囲がなければ統制もない」って意味だと思うんですけど、直訳しかできないから深い意味がわからんかったですよ。はい。タイトルとは逆の意味であることは分かりましたけど。随所に「人生には意味なんてない。」とか、とにかく物事に意味などないというような発言があって、つまりメガネ女がいつも裸であることや、殺し屋が太極拳のようなことをいつもやることとか、無意味なシーンは無意味さの表現なのかもしれないなぁ。ジャームッシュ、自由にやりすぎだよ。まさにNo Limits,No Control!