凍てつく人生。たぎる人生。

テレビで、とある駅に「ぬる〜い」の項目がある自販機があると知り、シャク子に伝えたところ、ぬるいものなど飲みたくない。煮えたぎるのはどうか、と言ってきました。しかし、真逆の凍てつくような冷たさを求める人も中にはいるはずです。すべてのニーズにこたえる項目を考えてみました。

「いてつく〜ん」
「つめた〜い」
「ぬる〜い」
「あたたか〜い」
「たぎ〜る」


「たぎ〜る」の難点は素手で持てないところと、仮に持てたとして(手袋や鍋掴みなどを用いる)ふたを開けると中身がぼこぼこ吹き出すことです。そして「いてつく〜ん」についても同様に、素手でもつと大変危険で、飲む際に口を低温火傷するやもしれぬという問題を抱えています。このリスクをいかようにかしてクリアし、そして中身に辿り着ければそこには達成感や、欲していたあっつあつ(又はひえひえ)のものを手中に収めた満足感が得られるのです。しかし場合によっては、口にした時にはもう「あたたか〜い」(もしくは「つめた〜い」)になってしまっていて、努力は常にむくわれるものではねいよ、という結果になることもあります。それはまさに人生のように。あたし思うの、まさに人生だ  って…。