あしゅらになる。

昨日は頭の右半分が激痛にみまわれ、「このままだとあしゅら男爵になりそうだから帰ります。」とさっさと定時で帰ったわけですが、右肩、右足と順にだるくなり、あしゅら化は冗談ではなくなるのではないかとたいそう心配しました。しかし、そのようなことは杞憂にすぎず、頭全体が痛くなるという単なる頭痛で終わりました。半分が優しさで出来ている薬がなかったので、ノーシンに頼り、一眠りしましたら朝にはすっかり完治です。あ、この完治はUZがやっていたカンチではないのでご注意を。「朝、目覚めると私は得体の知れないカンチになっていた。」…。これは大変です。鬱陶しい女に「カーンチ、ほにゃららしよう!」などと、馬鹿なことを言われてしまうのです。おお、なんと恐ろしい。そんなこんなで翌日あしゅら男爵として出社するという覚悟ができていただけに、すこし残念でもありました。
閑話休題。先日、夜の新宿を歩いておりますと、ティッシュ配りの青年が右へ左へとアクティブに労働しておりました。目的があったため、早足でそこをスルーしようとしたのですが、「おねえさん、ティッシュです。」と負けずに差し出す青年。そして一瞬私がひるんだ隙に、「真っ白なティッシュ。」と一言。
「じゃあもらいます。」
ええ、そういいましてよ、あたくし。そしてもらいましたとも。だって、あなた、普通の白いティッシュに決まってるのにあえて「真っ白なティッシュ。」と差し出すのですから。真っ白いんでしたらもらわないわけにいきませんことよ。え?だって、真っ白いんですのよ?ご存知?真っ白なティッシュ。あら、そう。ご存知でしたの?いえね、ご存じなければ教えて差し上げなくてはと思いましてね。でもとても心残りなんですのよ。「真っ白ということなら、もらいましょう。」と言うべきだったのではないかと。もしくは「私思うの。真っ白なティッシュだ(ここは少しためる)って……。」と言って差し上げるべきだったのではないかと。