Thank you,Cana-Tan

猫楠 南方熊楠の生涯 (角川文庫ソフィア)

猫楠 南方熊楠の生涯 (角川文庫ソフィア)

My idolが、彼女のブログで紹介しており、
ピコーンと思い出したので便乗しました。
これ、ホントにおもしろいんですよ。
鬼才、南方熊楠の破天荒な人生を、
水木しげる氏独特のタッチで描いています。
南方熊楠は、水木氏でなくてはダメです!

それぐらいドンピシャな作品なのです。
博学というよりも、まさにマニアな熊楠が
がっつり表現されていますので、
相当お腹いっぱいになります。
熊楠の「十二支考」は、読んでいてワクワクしちゃったな。
大好きな桐山襲(また出た)の「風のクロニクル」には、
熊楠と思しき人物に似せた者を登場させておって、
襲+熊楠で、ほんとに失神するかと思ったなあ・・・。
・・・話がそれましたが、
とにかく、こんな素敵な熊楠に加えて、この作品では
猫(猫楠)が語り部のような役割になっていまして、
この猫がまた、so cuteなのですっ。
熊楠好きの方はもちろん、
そうでない人もぜひご一読願いたい。
熊楠&水木さまの面白さに魅せられますです。