幸せなことはいいことだ

やはり映画は後味のよいものが
精神衛生上よろしいかと思います。
これ、まさにそんな映画ですね。
突然暴漢に襲われ、記憶喪失になったおじさん。
ヘルシンキの町で、路頭に彷徨っているところを
救世軍に助けられます。
救世軍の(カウリスマキらしく、結構くたびれた)女性に
うっすら思いを寄せつつ、なんとか職にありついたのですが、
銀行強盗事件に巻き込まれ、彼の環境に大きな変化が・・・・!
冴えないおじさんと、くたびれた女が織り成す、
このダメダメな感じがとっても素晴らしい。
日本ネタなんかもあったりして、ちょっと親近感沸いちゃいましたよ。
とにかく、このおじさんイイコトない尽くしなんですが、
最後には、気持ちがやんわりするようになっております。