YO!brother!

幼稚園の頃から親に「お兄ちゃんをよろしく頼むよ。」と言われ続けていた女というのがこのミキコフなのですが、またおにいのことで親から頼まれごとをされました。一人しかいない兄弟なので、おにいの為になることなら頼まれてもよいのですが、何しろナイーブなおっさんなので傷つけないようにしなければならないのが悩みの種です。うちのおにいは軽度なのですが若干吃音気味でして、感情が昂ったりすると少し出るといった程度だったのですが、ここ数年でちょっと酷くなっておったわけです。そこへ先日両親が上京し、数日間共に過ごしましたらばそれに気付き、母から私へなんか直す方法はないかいねと指令が下されました。ネットで検索して評判のよろしいとされるテキストなどを買ってみました。そして内容をまずわたくしが確認し、その後うまくおにいに「これやってみなはれ。」といわなければならないのです。おにいはわたくしに対しては兄としてのプライドを持っている人なのでそこはたてつつやらねばなりません。さらに若干頑固なので「おれは何も不自由しとらん。」の一点張りになる可能性もなきにしもあらずなのでそうなるとテコでも動かんようになり詰んでしまいます。親から言うのは、「もう子供じゃないよ。」という気持ちになると思われ、やはりそこはミキコフお願いね、となってしまいました。職場はうまくやっているようですし、人間性は間違いなくわたくしよりも素晴らしいので別に無理して直さなくてもよいのでは?と思うのですが、よう考えたら喋りがヘタなのは女にモテんな。おにいに彼女ができてくれたらわしの肩の荷も少し降りるとやけどなぁ、など考えたりしてなんともはや。自分の将来のことも考えんといかんのにおにいの将来も任されえらいこっちゃで。精神を強くまた、鈍感に産んでくれた両親に感謝したいです。